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寒くなってきたなぁと考えていたら思い浮かんだ話。
引用は全部「テンペスト」からですが、描きながら
「
だから、埋めて差し上げて 私を」
という台詞が頭を過ぎりました(野田秀樹『パンドラの鐘』)。
「ナノマシン生物の死に様は一片の欠片も残らない」
「その形態を保つのに自身の継続意志と外界からのフィードバックの
相互作用に依存する率が高い」という設定が前提。
(「三文オペラ」「O Gentle Sleep」「Quoth the Raven "It's my word."」の流れで)
その相互作用という点に於いて、彼にとっては「死ぬこととは眠ること」が
単なるレトリックでは片付かない気がします。
お互いに漠然とそう思っているので、7の人は眠るのがイヤ。
(でも消えてなくなる様を見られるのはもっとイヤ)
2の人は7の人が眠るのを見ているのがイヤ。
(でも見てないうちに消えられるのはもっとイヤ)
そんな感じ。
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